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災害時のデマ、信じちゃダメ!100年前から続くウソの歴史と見抜くポイント【災害の備え】

実際にあった災害時のデマ〜関東大震災から100年。現代まで続くウソの歴史〜【サムネイル画像】
alfainfo

今日2023年9月1日は、ちょうど「関東大震災」から100年が経つという重要な日です。

驚くべきことに、100年前の関東大震災でも、捏造写真やデマが広まっていたんです。大手新聞社が地震で倒壊したために正確な情報が手に入らず、人々の不安や知識の不足がデマに拍車をかけていました。

そんな歴史をふまえて、今日は近年の災害時に実際にあったデマとその対処法についてお話しします。

さまざまな「デマ」の種類

災害時に問題となっている「デマ」

それにもいくつかのパターンがあり、インターネットが普及した現代ではSNSで瞬く間に拡散されていきます。騙されたり、惑わされないように、過去に実際にあったいくつかのパターンを知っておきましょう。

愉快犯系

・「動物園からライオンが脱走した」

・「有害物質が雨と一緒に降っている」 など

これらは、注目されたい・驚かせたい・騙される人がいるのか見てみたい、などの軽い気持ちから虚偽の情報をSNSで流してしまい、それが拡散されてしまうケースです。こういった情報には、信憑性を高めるために誤解を招くような画像や加工した画像を添付していることがあります。

予言系

「○月○日にまた大地震が起こる」など

愉快犯系と同様に注目されたいがために自称占い師などが全く根拠のない予言をすることもあります。 また、最初はただの予想だったり、いつきてもおかしくないから気をつけようねといった意図の何気ない会話が誤認されたり、話に尾ひれがついてしまい、結果デマが拡散されることもあります。

噂系

「避難所にコロナ患者が発生したらしい 」(実際は軽い風邪)

「○○避難所で炊き出しがあるらしい 」(実際は無い)

「スーパーから○○(生活必需品)が無くなるらしい」 など

不安のあまり、些細な情報に敏感に反応して、実は大したことない情報も拡大解釈されがちです。また、生活必需品がお店から無くなるといった情報は、被災地以外でも大規模な買い占めが起きたり大きな影響を与えます。もしそのような情報を見つけた場合は、慌てずに必要な分だけ用意し、公的機関からの情報を確認しましょう。

デマにより買い占めが起こり、空っぽになった商品棚

デマを見抜くためのポイント

災害経験のない子どもや若者は、特にデマ情報に引っかかりやすいです。また、大人でも、緊迫した状況や不安が大きい状況では、情報の真偽を確認する余裕がなくなることがあります。よかれと思って、自分が知らぬ間にデマを拡散していたということがないように、ポイントをしっかり押さえておきましょう。

情報源を確認しよう

情報が公的機関から発信されているかどうか、これが一番簡単な判断方法です。

信頼できる情報源
  • 政府、都道府県庁、区市町村の役場
  • 新聞社、テレビ局、ラジオ局
  • 気象庁、気象情報会社

画像に違和感はないか

最近では、AIによって生成された巧妙なデマ画像も増えています。しかし、よく見ると違和感があることが多いので、しっかりと確認しましょう。

実際に、2022年に「ドローンで撮影された静岡県の水害」とのコメント付きでAIで生成したデマ画像が出回っていました。ただその画像もよく見ると建物の形が不自然、地形が全く異なるなどの特徴がありました。

まとめ

100年前の震災でも捏造した画像が広まっていたのは驚きでした。これから先、技術が発達すると同時にデマを見分けるのがますます難しくなり、拡散される速度も尋常ではない速さで広まっていくと考えられます。

災害時の情報は、命に関わる重要なものです。一人ひとりがしっかりと正確な情報を得て、備えることが何より大切です。この記事が、少しでも防災意識の向上に繋がれば嬉しいです。安全と平和な日々を過ごすために、今日からでも防災に備えましょう!

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